そもそも厚さ2㎝前後の柔らかい木で出来ている乗り物なので割れてしまう事は想定内なのですが、思った以上に丈夫でこれまでの事例は意外と多くありません。なので立て続けに2本割れてしまった事はちょっとショックでもあります。考えてみると、Alaiaの歴史はスタンドアップサーフィンのルーツでもありますが、今日の流れは歴史的に見るとまだ始ったばかりです。今後5年10年経ったときに今乗っているAlaiaがどうなっているのかは全く未知数です。
さて、この脇ProのAlaiaはかなり修羅場をくぐってきたもので、2年前の夏にはノーズをばっくり。
去年の夏にはテールから1/3程度まで大きなクラックが入り大手術。かなり気合を入れて直したのですが、Alaiaのセンターはコーンケイブが入っているため1㎝程度の薄さです。この部分をしならせることで性能を発揮する乗り物ですので、ずっと負担がかかって厳しい状態だったのでしょう。乗れるまでにレストアするのはちょっと無理なのかな・・・と弱気になっています。
でもこのAlaiaは脇Proとともに写真のウルワツをはじめ、おそらく勇一ProがシェイプしたAlaiaでは一番沢山の良い波を滑ってきたのではないでしょうか。もう乗れないかもしれませんが、綺麗に直してウォールハンガーとしての余生も良いかもしれません。まずはお疲れ様でした。




































