今日は久しぶりにフラットと言えるコンデション。陽気も涼しく海で遊んでいる人は釣り人だけでした。たまにはこんな海をのんびり眺めているのもいいもんです。久しぶりにゆっくり身体を休めたあとは、先日お話したとおり新しいAlaiaを水研ぎすることにしました。
この作業の意味は、Alaiaを仕上げる際に綺麗に研磨してオイルで仕上げてぴかぴかになっても、海から上がると木目の一部分がささくれてしまう事があります。一度オイルで仕上げたAlaiaを再度研磨するのは少し面倒な作業になります。
この問題を以前マスターのもっちゃんにお話したところ、オイルを塗る前に番手の細かい耐水ペーパーで水溶きすると毛羽立ちにくいと教えていただきました。今日はこの教えを実践します。#320のペーパーで全体を水研ぎしていきます。これまでの経験上ささくれやすい場所を特に入念にこすります。手で触って感触を確認しながら作業を進めていきます。特にレール部分は面白いくらいに削りカスが出てきます。
磨き終えると一度全体を水道水で洗い流してから陰干しします。桐は本当にあっという間に乾燥します。こういう作業を通しても、桐はAlaiaに最適な木材ということが良く分ります。
乾燥後に全体を触って確認し、ざらざらした部分に再度ドライの状態でペーパーをかけて仕上げます。気持ちよいくらいにすべすべになりました。一点だけ心配していた事が、オイルを塗る前に全体を水で浸すことによって桐材自体がねじれたり反るのでは・・・と考えられましたが全く問題ありませんでした。
ちなみに焼きペン部分は強くペーパーをかけることができなかったのでこんな感じになります。
焼きペンを施すときは水研ぎの後が良いと思います。今回初めての水研ぎという工程を取り入れましたが、かなり効果があることがわかりました。もちろん、何度か海に入っているうちにささくれる部分もあると思いますがこの工程を取り入れるだけでかなりの予防になると思います。
Alaia乗りの皆さん、是非試してみてください。
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