2012年6月8日金曜日

Nagaia

今日も引き続き波が残りました。陽が高くなるとオンショアが強くなる予報。早く海に入りたいのですがホームは潮が多すぎてなかなかブレイクしません。さてどうするか。

かなり悩んで東に向かいました。なかなか良い波です。
非対称とAlaiaを積んで行きましたがどっちで入ろうと悩んでいたとき・・・久しぶりに再会した池田潤さんがぜひ自分のAlaiaに乗ってみて、と薦めてくれたのでお言葉に甘えてお借りすることにしました。
潤さん曰くちょっと長めなのでNagaiaです。
ピークを外した場所でのんびり待機して、何本か良い波に乗る事ができました。

一旦海から上がると、風が入り潮も少なくなってややだらっとしたコンデションでしたがまだまだ乗れます。ちょっと休憩

右が潤さんのAlaiaです。左の自分のAlaiaと長さはほとんど同じです。お借りするのは2回目ですが実は1回目は上手く乗る事ができませんでした。自分は広めのテールがとても苦手です。当初理由はわかりませんでしたが昨年ようやくこの理由がわかりました。なので今は意識を集中すると広いテールでも乗る事ができるようになりました。
しかし、テールのデザイン以外は良く似てるなーと思い2枚を重ねてみると・・・
「!」
何とノーズからワイデストポイントまでのラインがほとんど同じでした。
テールデザインが全く異なるのでテールにかけてのラインの差はありますが、別の人間が作ったそれぞれオリジナルのアウトラインがここまで一致するのは機能を追及した結果なのでしょうか?
何とも興味深い現象です。

テール幅は7~8cmほど差があります。潤さんのAlaiaはワイデストポイントからやや絞ってテールでまた広がるパラボリックライン。自分のAlaiaはアウトラインが崩れないレベルでぎりぎりまで絞り込んでいます。

そもそも、テールの広さで何が変るのかということですが、自分の苦手な理由はテールが広いとテールが流れやすいのです。特に掘れた位置からのテイクオフがずっと苦手でした。理由が分ったのが恥ずかしながら比較的最近です・・・
自分はサーフィンのスタイルが前傾で前足加重です。Alaiaも無意識のままそのスタイルで乗っていましたが、テールに加重がかかっていないと、フィンの無いAlaiaのテールは不安定になります。そこでテールを細くすると揚力が小さくなり、少ない加重でもテール(レール)が入り易くなります。ちなみに同じ理由で薄い方がテールが食い込みやすいです。
勇一Proや潤さんはクラシックなスタイルの後傾です。(後傾の方が格好いいです!)
後傾の人はテールが流れにくく刺さりにくいです。特にバックサイドは大きな差があります。
テールを広くできるメリットは、揚力が大きいのでテイクオフの滑り出しが早いです。この差はかなり大きいです。
ということで、Alaiaは後傾スタイルが圧倒的に有利でしかもスタイリッシュなのです。
今日はそのことを再認識しました。ありがとうございました。

その後Alaiaから非対称ボードに乗り換えましたが、潮が引きすぎてコンデションは悪化。すぐに上がりホームポイントへ向かいました。

ホームで1時間ほど入りましたが全く良くありませでした。
たくさんサーフィンできて幸せです。

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